我が家の既往歴ノート。

子どもや私の病気の既往歴を綴ります。

膝のできものは粉瘤(ふんりゅう)だった?高熱と全身発疹で入院寸前。

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膝のできものは炎症性粉瘤(ふんりゅう)だった?高熱と全身発疹で入院寸前に。

子どもの膝にぷつっとできたちいさなできものが、梅干し大に腫れて全身発疹と高熱の症状で受診すると、点滴処置をして入院を告げられました。

たかが膝のできものと侮るなかれと反省した話です。子どものできものが腫れたら、我が家のような状態になる前に受診して対策してください。

白い小さなできものが梅干し大に赤く腫れる

ある日、子どもの膝にぷつっと白いできものができているのを見ました。よくある白いできものです。私も小さい頃よくできているものだったのであまり気にしていませんでした。すると、数日後、「え!?」と二度見するぐらいの大きさに成長していたのです。真っ赤に腫れ、梅干し大の大きさになっていました。

「これは危険」とひと目でわかりました。明らかに炎症を起こしていて、中には膿を持っていそうな腫れ方です。子どもに聞くと、「お風呂の中で触った」と。おふろの湯から感染した線が濃厚となりました。かという考えが頭をよぎりました。

できものが青紫色に変色し、高熱とともに全身発疹が現れる。

赤く盛り上がって腫れていたできものは、青紫色に変色しだしました。そして子どもの全身が真っ赤になって発疹が現れ、高熱でうなされ始めたのです。めったに熱を出さない子どもが39度の熱を出し、怪しい発疹が全身に出て、体が真っ赤になってうんうんうなっています。

「これはますますいけない状態だ」と思いました。

あいにく休日でかかりつけの病院も近所の病院も休みです。休日診療をしている病院を探して受診しました。

受診すると「とりあえず排膿する」とのことで切開されたのですが、中からは膿は出てこず、浸出液がでてきたとのことでした。とにかく、応急処置をしてもらったので、これで熱は下がるかなと思ったのですが、熱は下がらなかったのです。

小児科で点滴処置を受け、入院を打診されるが子どもが断る。

連休明けに総合病院の小児科にかかりました。すぐに点滴の処置が行われました。私は下の子どもを連れていたため中に入れない状態で、子どもは点滴室で点滴処置を受けていました。しばらくして、点滴のルートを手につけたまま、お医者さんと一緒に出てきました。点滴のチューブは外されて、腕に点滴針だけ刺さっている状態です。

医師が言うには「明日も点滴しなければならないから、このまま入院しようか?と聞いたら、『嫌だ』というから今日はルートをつけたまま帰って、明日また外来で点滴しましょう。」と言われたのです。

「ええええ。これつけて帰るなら入院してほしい。」と正直思ったのですが、ルートをつけて帰る準備がされています。「寝相悪いのに取れたらどうすればいいんだ」「起きたら針が抜けて血だらけだったらどうしよう」と恐怖を感じずにはいられませんでした。

もう、その夜はルートが抜けてしまわないか、手を下敷きにしてしまわないか、気が気ではなかったです。ちなみにそのとき、子どもは小学校中学年でした。小さな子どもだったらルートをつけたまま帰るという選択肢はないでしょう。いや、ないことを願います。

できものから細菌に感染し、毒素が全身に回った

抗生剤を2日間点滴し、その後は内服薬で治療して熱は治まりました。

できものから細菌に感染し、菌の毒素が全身に回って高熱と発疹が出たのだろうという診断でした。

もしかして炎症性粉瘤(ふんりゅう)だった?「できものは触らない」が鉄則。

私自身が粉瘤(ふんりゅう)が炎症を起こして高熱が出たのですが、まさに、そのときできた粉瘤(ふんりゅう)と同じ経過でした。普段は小さいサイズの粉瘤(ふんりゅう)が赤く腫れて大きくなり、やがて紫色に変わるという。

最初のできものの状態を医師に診てもらっていないので何とも言えませんが、もしかすると粉瘤(ふんりゅう)が炎症を起こしたものだったのでは?と思います。

この経験をしてから「できものは触らない」「怪我をしたら、まず水で洗い流す」と口を酸っぱくして子どもに伝えています。

よくみるできものでも、いつもよりも大きくなっている、赤く腫れているなどの変化があれば、我が家のように大変な状況になるま前に、早めに皮膚科、小児科を受診してください。

私が粉瘤(ふんりゅう)から高熱の出た話はこで詳しく書いています。

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