我が家の既往歴ノート。

子どもや私の病気の既往歴を綴ります。

生理前にビキニラインにできる吹き出物はニキビじゃなくて粉瘤(ふんりゅう)かも。

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※コロナ前の話です※
生理前になると現れるニキビ。
数年前、ビキニラインにできるニキビが化膿して、飴玉大まで腫れ上がり、高熱が出ました。
生理前にできるニキビだと思っていた吹き出物は粉瘤(ふんりゅう)のことがあります。化膿して炎症がひどくなると私のように高熱が出ることもあるので、ぜひ、知ってほしい症状です。

生理前にビキニラインにできるニキビとは?

生理前になるとビキニラインにできる痛いニキビは、粉瘤(ふんりゅう)という皮膚の症状かもしれません。
私も粉瘤とわかるまでは、ナプキンで皮膚が擦れて毛穴に菌が入り、炎症を起こしたニキビだと思っていました。
生理前にビキニラインの同じ場所にポツンとニキビができ、「痛いなあ、またか」と思いながらも日にち薬で治っていたのですが、そのときは違ったのです。
だんだんとニキビが大きくなり、赤く腫れ上がって飴玉大まで成長しました。
下着に擦れる位置でひどく痛く、たまらず市販の化膿止め軟膏を塗りました。ですが、一向によくなりません。
さらに炎症がひどくなり、パンパンに腫れました。さらにはニキビ部分にズキズキと脈も打ち出し、ゾクゾクと悪寒が始まり、とうとう38.9度の高熱が出たのです。
乳腺炎で高熱が出たときも、高熱の出る直前に悪寒がしたのですが、まさに同じような状況でした。

ビキニラインのニキビが悪化したため、皮膚科を受診

高熱が出たのは休日前。土曜の夜でした。。。
解熱剤で熱は下がったものの、ニキビは赤色からどす黒い紫色へと変わっています。
子どもが膝にできたできものに菌が入り、梅干し大に腫れ上がったことがあるのですが、まさに同じような状態でした。子どものできものが腫れ上がって即点滴、入院を告げられた話はこちら
で詳しく書いています。
膝のできものは粉瘤(ふんりゅう)だった?高熱と全身発疹で入院寸前。 - 我が家の既往歴ノート。

さすがに、紫色に変色したどでかいできものをみると「これはニキビじゃないかも、何か悪い菌が入ったのかもしれない」と思い、月曜日に皮膚科に行きました。
診断は「粉瘤(ふんりゅう)」。すでに赤黒く変色してしぼみかけていたので、もう炎症のピークは過ぎたと医師にいわれました。
そして、皮膚科では粉瘤の消毒の処置と抗生剤の飲み薬、塗り薬をもらいました。

粉瘤(ふんりゅう)とは

ニキビが化膿したと思っていた私は、聞き慣れない病名に「粉瘤(ふんりゅう)?」と思わず聞き返しました。
医師の説明によると、胎児のときに皮膚がつくられる際に、皮膚が滑らかにつながらず、穴が開いてしまった部分ができることがあるそうです。そこに汚れが溜まったものが粉瘤(ふんりゅう)だと説明を受けました。ばい菌が入ると私の今回の症状のように腫れるそうです。
とくに、生理前は免疫が低下しやすいので、菌に感染しやすく、もともと粉瘤(ふんりゅう)のある部位が繰り返しトラブルを起こしやすいとのことでした。
粉瘤(ふんりゅう)は体質で体に複数あるそうです。
そういえば、硬い芯のある大きなニキビだと思っていた吹き出物ができる場所はいつも同じです。もしかすると、ニキビではなく粉瘤(ふんりゅう)なのかもしれません。

粉瘤(ふんりゅう)の治療・手術

今回の私のように、腫れることがないようにしたい場合には、粉瘤(ふんりゅう)の治療法として手術があるそうです。しかし、粉瘤(ふんりゅう)を取り除く手術は、粉瘤(ふんりゅう)の袋ごとごっそり取らなければならないらしく、「かなり大きくえぐる必要があり、大変な手術だから取り除かずにうまく付き合っていったほうがいい」と医師に言われました。医師自身もわきに粉瘤(ふんりゅう)があるけれども、取るのは大変だから置いたままにしていると教えてくれました。
粉瘤(ふんりゅう)を繰り返すのは嫌ですが、大きくえぐるのも場所が場所だけに躊躇されるので、そのままおいています。

粉瘤(ふんりゅう)が腫れたときの対処法

粉瘤(ふんりゅう)が現れたら、「触らない」「腫れたらできるだけ早く皮膚科に行く」方法をおすすめします。今回の私のように、ばい菌が入ると大変です。腫れたら気になると思いますが、触らずに皮膚科に行きましょう。
粉瘤(ふんりゅう)で手術する場合も多いようです。You Tubeで「粉瘤 手術」で検索すると動画がたくさんヒットしますが、私にとってはかなり衝撃的な映像でしたので、皆さんも検索の際はご注意ください。