我が家の既往歴ノート。

子どもや私の病気の既往歴を綴ります。

歯の痛みの原因は?虫歯、それとも親知らず?

歯の痛みは虫歯が原因?それとも親知らず?

昔、中学生時代に虫歯を1本治療した経験があるだけで、それ以来、歯科とは無縁の生活を送ってきました。大人になってからは予防歯科の大切さに目覚め、定期的に歯科のお世話になっていたので虫歯はありませんでした。しかし、あるとき、歯が痛くなったのです。「まさか、虫歯!?」と受診すると、親知らずでした。

私が抜いた親知らずは計3本。1本はかかりつけの歯科でいわゆる引っこ抜く抜歯です。残り2本は大学病院で手術をしました。手術の痛みはなかなかのものでした。というのも、麻酔が切れてから本当の痛みを知ることとなります。

親知らずの抜歯をしたときの経験を共有します。

親知らずとは。

親知らずとは、一番奥に生える永久歯です。一般的には15歳ぐらいで生えますが、生えない人もいますし、斜めに生えてくる人もいます。正常に生えれば問題ないのですが、生えてくる際にトラブルが起こりやすい歯です。

親知らずが生えてくると、歯茎に炎症が起こって痛みがでるため、歯ブラシが親知らずや親知らずの前に生えている歯に届きにくくなります。そのため、虫歯になりやすいのです。親知らずが前に生えている歯を押して、歯並びが変わることもあります。

痛みの原因は、虫歯の親知らず1本と歯茎の中で横向きに生えてきた親知らず2本。

上の親知らず1本はまっすぐ生えてきましたが、歯ブラシが届いておらず、虫歯になっていました。まっすぐに生えていたため、かかりつけの歯科で麻酔をして抜いてもらえました。普通の抜歯です。根っこもそこまで大きくなく、するんと抜けてあまり痛みもありませんでした。

今回強く痛みが出ていたのは、下の親知らずが真横に生えてきていたから。レントゲンを撮ってわかりました。親知らずの根が二股にわかれていそうだから、歯茎を切開し、歯を割ってとらなければならないとのことでした。紹介状を持って、大学病院の口腔外科を受診したのです。

大学病院で再度親知らずを調べると、下の歯の親知らずが2本とも真横に生えてきていることがわかりました。そして、どちらも根が二股に分かれてあごの骨をくわえ込んでいるというのです。大変な手術になるので1本ずつ手術しましょうということになりました。

親知らずの抜歯手術の内容。1本目。

親知らずの抜歯1本目。

病院に行くと体調確認をされて局所麻酔を打ちます。

大学病院の歯科はオープンスペースに歯科用チェアがずらーっと並んでいて、クリニックのような半個室、個室のようなスペースはありません。広い手術室という感じです。

手術が始まると、もちろん麻酔が効いているので歯茎を切られても痛みは感じません。しかし、歯を触っている感覚は伝わってきます。引っ張られたり、がんがんやられたりという感触がもう気持ち悪くて泣きそうでした。

私の場合は親知らずの根っこが二つに分かれてあごの骨に食い込んでおり、根も太く、立派だったので結構大変な手術だったようです。「根が大きいね」「分かれてあごの骨をくわえ込んでいるね」と手術中に何回も言われました。

何回言われても私は何もできません。ただ大きく口を開け続けているだけです。歯を割る過程で、カンカン叩かれるのがあごの骨に直接響き、。歯を割られている感覚が何とも言えず嫌な感触だったのですがとにかく耐えるしかありませんでした。

時間にすると1時間かからないぐらいでしょうか。最後は塗って終わりです。手術が終わりほっとしました。

手術が終わって痛みがじんじん、起きたら枕が血だらけに。

麻酔が効いている間は口の中がどうなっているのかよくわからなかったのですが、家に帰ってマスクをとると口の中が血だらけでびっくりしました。ホラー映画級に口の中が血の海でした。

そして、麻酔が切れてくると痛みが押し寄せてきます。骨がズキズキ痛みます。しかも口の中の血が止まりません。痛み止めを飲んでも、痛みでなかなか眠れず、血も止まりませんでした。本当に大丈夫なのかと心配になるぐらいでした。

心配すぎて「親知らず 抜歯 出血」のブログをググったくらいです。同じような人を見つけ、その人もだんだん血が止まったとあったので私も一晩様子を見ることにしました。

次の朝、起きたら枕の上に敷いたタオルが血だらけです。口の中も血だらけです。しかもすごく腫れています。ほんとうに不安で泣きそうでした。しばらくしてやっと出血が治まってきてほっとしました。手術後4日ぐらいは辛かったです。

親知らずの抜歯手術、2本目についてはこちらから。

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