我が家の既往歴ノート。

子どもや私の病気の既往歴を綴ります。

ぎっくり腰の対処法とおすすめの腰痛対策

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ぎっくり腰になった時にした対処法。腰痛対策におすすめのグッズと体幹レーニングも紹介。

ぎっくり腰は急性に腰背部の筋肉が炎症を起こした急性腰痛なので「冷やして安静」が正解です。以下は私の経験談です。

生まれて初めてのぎっくり腰

1年ほど前、生まれて初めてぎっくり腰を経験しました。
学校に子どもを送っていったとき、前を歩いているわが子が靴のかかとを踏んでいたので、しゃがんで直しました。そして、立ち上がろうとした瞬間「!”!!」
電撃が走ったようなものすごい激痛が腰に走りました。

「た、立てない。。。これがぎっくり腰か。本当に立てなくなるんだな」と初めての経験に感動を覚えつつ、「ど、どうしよう。子どもを学校まで送らなければならない。」と焦りました。

ぎっくり腰になると、痛いのはもちろんなのですが、下半身と上半身が切り離されたようになって、体をどう動かしてよいかわからない感覚に陥るのです。でもそんなことは言っていられない状況です。99.8%気合で腰の部分に両手を当てて、腰の位置を手の感覚で把握しつつ、手でパックするように腰をくの字に固定しました。

なんだか地に足がついていないようなふわふわとした感覚の中、何とか子どもを学校まで送り届けたのです。
ぎっくり腰の状態で歩くというのは何とも不思議な感覚でした。足に力が入りません。上半身と下半身をつなぐ軸が折れてブランブランになった状態だとイメージするとわかりやすいでしょうか。身をもって体幹って大事だなと学びました。

とりあえず、子どもを学校へ送り届けてほっとした瞬間、再び激痛が走ったのです。
「でも家に帰らなければならない。。。」またもや気合いで、腰を両手でパックしてくの字に固定し、周りからみたら確実に変な人であろう歩き方で家までたどり着いたのです。

ぎっくり腰の応急処置

とにかく「子どものお迎えまでに何とか動けるようにしなければならない」と思い、急性炎症の応急処置であるRICE(休憩・冷却・圧迫・挙上)を実践しました。

患者さんに「腰痛は温めた方がいいのか冷やした方がいいのか」と聞かれたときは「いつもの重だるいような腰痛は温めて、ぎっくり腰は冷やしてくださいね。」と話してきました。ついに自分が体験する時がきたのです。
冷湿布を腰にべたべたと貼り、さらに保冷材で腰をギンギンに冷やし、タオルをぎゅっと腰に巻き、30度ぐらいに上体を起こした臥位姿勢をキープして安静を保ちました。ひたすら安静にしました。

この応急処置が結構な効き目を発揮し、お昼の子どものお迎え時にはなんとなく「腰がここにある」という感覚がわかるぐらいまで回復し、何とか動けたのです。その日は、学校までの往復歩行で再びのダメージを腰に受け、帰ってきてからもひたすらRICE処置で過ごしました。

それから2日間、冷湿布・保冷材、安静を続けたら、痛みはやや残るものの動けるまでに回復しました。今回はそこまでひどいぎっくり腰ではなかったということにも助けられたと思います。

ぎっくり腰を繰り返さないための対策

1回ぎっくり腰を経験すると、繰り返しやすくなります。
しゃがんで立ち上がるときに、再び「あ。。。」ということが何度かありました。

とくに、長時間の立ち仕事を行うときには不安が残るため、「伊達締め(だてじめ)」をコルセット代わりに腰に巻くようにしました。

もともと昔から腰に不安はあったので、がっつり仕事をしている時は腰の部分にボーンの入ったがっちりタイプのコルセットを巻いていました。ハードタイプという名称で市販されています。私はZAMSTザムスト)とREGURD(リガード)を使っていました。リガードはメッシュでベージュを選べたので、夏の薄着時に活躍しました。

ある程度の価格でスポーツタイプのものがつけたときにもしっかりとホールドしてくれて安心感があります。仕事などで腰を使う方はハードタイプの方が安心でしょう。家事などの日常生活上ではボーンの入っていないソフトタイプが苦しくなくて使いやすいです。

 

私は家の中ではさらにサポートの少ないマジックベルト(伊達締め)で代用していました。

常時がっつりとコルセットでホールドしていると自分の筋肉がさぼってしまうので、痛みがないのであれば、サポートの少ないタイプで十分です。骨盤を締めて体幹の筋肉を働きやすくすると、体が軽く動かしやすくなります。マジックベルトは通気性が悪く、あまり伸縮性がないので、メッシュの伊達締めはおすすめです。

通気性も良くて蒸れにくく、軽く、適度に骨盤を締めて腰の安定感が得られます。「少し腰に不安を感じるな」「ちょっとサポートが欲しいな」というときにはおすすめです。

腰痛対策。寝る前にできる簡単体幹レーニン

腰痛対策、ぎっくり腰の再発予防には下部腹筋、骨盤周囲の大腿、臀部の筋肉を鍛えることも大切です。

やはり体の中心である体幹が、体の支えとしてしっかり機能していないと疲れやすいし、仕事効率も落ちると実感しました。「衰えるのは早い。回復するのは遅い。」です。寝る前にできる体幹レーニング4つを紹介します。

お家の中でトランポリン。気軽に体幹・下半身のエクササイズ。クッション型で置き場所に困らない。 f:id:kioureki-note:20220210092525p:plain

ぎっくり腰になったときは、私のように気合いだ!と無理をしたら絶対にいけません。年を取ると骨も弱くなり、ちょっとした瞬間に背骨が折れてしまうこともあります。安静にしてても痛みが増す場合や、数日たっても痛みが変わらない場合は整形外科を受診しましょう。