我が家の既往歴ノート。

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周期性発熱症候群のコロナワクチンはどうする?

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周期性発熱症候群はコロナワクチン打つ?打たない?

5~11歳の子どもへのコロナワクチン接種が始まりました。小さな子どもへのコロナワクチン接種についてはまだまだ情報が足りない中、周期性発熱症候群の子どもは積極的に打つべきなのか、周期性発熱症候群のお子様を持つ保護者の方は悩んでいらっしゃると思います。私も非常に悩んでいます。周期性発熱症候群とコロナワクチンの悩みを解決すべく、定期受診時に主治医に質問してきました。

周期性発熱症候群とコロナ

周期性発熱症候群の子どもの発熱発作は免疫が関係しています。

免疫が関係しているということは、以下の2点が気になったので受診時に主治医に確認してきました。

・周期性発熱症候群の子どもはコロナにかかると重症化しやすいのか

・周期性発熱症候群の子どもはコロナワクチンを打つべきなのか

周期性発熱症候群だとコロナで重症化しやすい?

答えはNoです。

以下は主治医から聞いた話を要約しています。

周期性発熱症候群は免疫が関係していますが、免疫が低下して発熱するわけではありません。

本来、ウイルスや菌に感染したら、体の免疫機能が働いて発熱などの症状が出ます。ところが、周期性発熱症候群は、感染していないのにもかかわらず、免疫機能が誤作動を起こし、感染したときのように働き、発熱します。しかも、免疫機能の誤作動が周期的に繰り返されます。

周期性発熱症候群は、免疫機能が低下するために感染症にかかりやすいわけではなく、感染症にかかったからといって重症化するわけでもありません。

コロナも同様でコロナにかかりやすいわけでもなく、コロナにかかったら必ず重症化するわけでもないとのことでした。

ただし、周期性発熱症候群は発熱をきっかけに発熱発作が繰り返されることがあるので、コロナに感染し、熱が出たことをきっかけに発熱発作が繰り返されるリスクはあるとのことです。

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周期性発熱症候群はコロナワクチンを打つべき?

答えはケースバイケースです。

以下、主治医から聞いたことを要約しています。

周期性発熱症候群だから、感染症にかかりやすいというわけでも、感染症にかかったら重症化するわけでもないため、心臓の病気などで重症化しやすいリスクがある場合以外は、保護者の判断になるとのことでした。

周期性発熱症候群の子どもは、感染症にかかって高熱が出たあとに、発熱が引き金となって、周期性発熱症候群の発熱発作が出ることがあります。

コロナワクチンは接種すると重症化のリスクを下げるといわれていますが、ワクチンを打ってもコロナに感染することはあるし、コロナで発熱することもあります。

ワクチン接種は副作用もありますので、その辺りを保護者が総合的にどのように判断するかということです。

まだ多くの子どもが受けていないワクチンであることもあり、子どもへのワクチン接種をためらう気持ちはわかります。私自身、主治医の話を聞いても、あれだけ発熱発作を繰り返していた子どもだから、ワクチンがどう作用するかわからないと不安になります。肺炎球菌ワクチンで高熱の副作用を経験していることもあり、積極的には考えられません。

自分がワクチンを受けたときにしんどかったから、子どものワクチン接種は慎重に判断したいという保護者の意見も聞きます。反対に、職場においてワクチン接種をしていた人はコロナに感染しなかった例が多いから、子どもにも接種するという保護者もいます。

子どもの体調や体質、家族の状況や仕事などによっても考え方は異なるため、ワクチン接種においては判断が難しいところですよね。

子どもの周期性発熱症候群の診断がつくまでの話はこちらの記事に書いています。

kioureki-note.hatenablog.com

小学生高学年頃になれば自然に治るといわれている周期性発熱症候群の我が家の今後の治療方針についてはこちらの記事に書いています。

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