我が家の既往歴ノート。

子どもや私の病気の既往歴を綴ります。

水いぼがあるとプールに入れない? 子どもの水いぼとる、とらない?

水いぼがあるとプールに入れない?子どもの水いぼの治療はどうする?

もうすぐ園や学校でプールが始まる時期です。去年まではコロナの影響もあり、プールの授業がなかった園や学校も、今年はあるところが多いのではないでしょうか。

実は、わが子にはもう半年以上前から水いぼが出ています。様子をみていたら、半年がとうに経過してしまいました。いくつか枯れた水いぼもありますが、まだ健在の水いぼもあります。そろそろプールが始まる時期になって、「水いぼってプール入れたっけ?」と、はっとしたのです。

そこで、水いぼの治療方法と、プールに入れるかどうかについて、皮膚科、小児科、学校で聞いたことをお話しします。

水いぼはうつる?なぜ治療が必要なのか

そもそも、なぜ「水いぼがあるとプールに入れない」という噂がたつのかというと、水いぼはうつる病気だからです。水いぼの中に含まれているウイルスが皮膚の外に出て、水いぼのウイルスがバリア機能が低下した皮膚に接触するとうつります。

水いぼを治療する方が良いとされる理由としては「うつるから」「自分の体の中で広がるから」という理由があります。

水いぼの治療方法

水いぼの治療方法について、皮膚科では「ピンセットでつまむ」。小児科では「ヨクイニンを飲む」「何もしない」を提案されました。

皮膚科、小児科で提案された方法について、詳しく説明していきます。

「水いぼをピンセットでつまむ」

皮膚科で診てもらうと、「水いぼ」の診断がつくや否や「つまもうか」と言われました。水いぼをピンセットでつまんでつぶす治療方法です。「痛いよ。痛いけど、放っておいたらどんどん増えるからつまもうか。つまんだら治るからね」という先生の判断でした。

子どもが「痛い」「つまむ」という言葉に怖がって暴れる可能性があったことと、水いぼが出ていたのが目のまわりだったこともあって「様子を見ます」と返答しました。

調べてみると、「水いぼをピンセットでつまむ」治療方法は、水いぼの治療方法として一般的に行われている治療方法です。ただ、相当な痛さを伴うようで、麻酔のテープを貼ってからピンセットでつまむ処置をしているクリニックも多くありました。我が家が受診した皮膚科は昔ながらの医院で、そのままつまむ雰囲気だったので「つまむ」なら麻酔のテープを使用するクリニックを選ぼうと思いました。

「ヨクイニンを飲む」「何もしない」

「つまむ」以外に治療方法がないか求めて受診したのが小児科です。小児科では「水いぼは何カ月かかるかは個人差があるけれども、自然に治ることも多いからこのまま何もせずに様子をみておいたら」と言われました。ただ早く治したかったため「何かほかに方法はありませんか」と聞いたところ「ヨクイニン」を飲む方法を提案されました。

ヨクイニンは、いぼの治療によく用いられる漢方薬です。「いぼを出しやすくする作用があるから、ヨクイニンを飲むと水いぼが増える可能性がある」とのことでした。「ヨクイニンを飲んだからといって早く水いぼが治るかはわからない」といわれましたが、少しでも可能性のある方法をと思い、1か月間ヨクイニンを飲みました。

結果、たしかに目のまわりだけだった水いぼは背中にもぽつぽつ現れました。枯れていく水いぼもあったのでヨクイニンが効いているのかも?と思いましたが、効果は良くわからなかったため1か月間で飲むのは辞めました。

小児科から言われたのは「水いぼがあるということは肌が乾燥していて弱くなっているから保湿もするように」ということです。乾燥して肌のバリア機能が弱くなっていると水いぼのウイルスに感染しやすくなって水いぼが出やすくなるそうです。

水いぼがあったら学校のプールに入れない?

半年以上、何もせずに様子を見たら、枯れた水いぼもありますが、後から増えた水いぼはまだ残っています。今年はプールがあるということを聞いて、学校にも問い合わせました。

「水いぼがあってもプールに入れる」とのことです。

学校保健の公式サイトでも、水いぼのプールに関する見解が示されていました。

平成25年(2013年)に「学校感染症 第三種 その他の感染症:皮膚の学校感染症とプールに関する日本臨床皮膚科医会・日本小児皮膚科学会の統一見解」によって、「水いぼはプールに入っても構いません」と記されています。加えて、ビート板、タオル、浮輪などからうつることはあるため、共用することはできるだけ避けて、シャワーで肌をきれいに洗い流すことともあります。

もし、園や学校で「水いぼがあったら入れません」と言われることがあれば、以下の内容を確認してもらってください。

「学校感染症 第三種 その他の感染症:皮膚の学校感染症とプールに関する日本臨床皮膚科医会・日本小児皮膚科学会の統一見解」

水いぼの痛くない治療方法

水いぼはプールに入れるとわかっても、わが子の体にぶつぶつがいつまでもあると、やはり気になりますし、ほかの子どもにうつすかもしれないと思うと、そのままおいておくのも嫌な気持ちがします。

ピンセットでつまむ以外の、水いぼの痛くない治療方法はないかを探しました。

すると、「3A M-BF CREAM」という水いぼ用クリームを見つけました。一般では購入できず、医療機関のみで販売しているクリームです。銀イオンが含まれているクリームで強い抗菌力があります。15g 2,200円。保険は効きません。そこまでお高くはなく、手が出しやすい価格です。少なくとも2カ月は続ける必要があるそうです。我が家の近くでも取り扱っているクリニックを見つけたので、目のまわりにも塗れるかどうか問い合わせしてみようと思っています。

「3A M-BF CREAM」は、取り扱いのある医療機関が限られているので、問い合わせしてみてから受診することをおすすめします。

水いぼがあっても学校のプールには入れる

水いぼの治療と学校のプールについてのまとめです。

・水いぼがあっても学校のプールには入れる

・水いぼはピンセットでつまむと治るが痛い

・水いぼは放っておいても治るが時間がかかる

・水いぼに塗って治療するクリームがある(医療機関に要確認)

 

目の悪い子どもがプールのときにどうするかについて書いた記事はこちらです。

kioureki-note.hatenablog.com