我が家の既往歴ノート。

子どもや私の病気の既往歴を綴ります。

タガメット、シメチジンも。ジェネリックが手に入らない理由。

タガメット細粒だけでなく、ジェネリックが手に入らない理由とは。

周期性発熱症候群の定期受診に行ってきました。

薬局で「今回はタガメット細粒を全量用意できないかも」と言われた旨を伝えると、先生も把握しており、「タガメット細粒がない場合はシメチジンに変更」「シメチジンもない場合はタガメット錠を粉砕」との処方が出ました。

タガメット細粒販売中止について書いた記事はこちら。

kioureki-note.hatenablog.com

タガメットジェネリック、シメチジンが手に入らない理由とは

なぜ、今ジェネリックが手に入らないかも説明を受けました。

タガメットの代わりになるジェネリック薬のシメチジンは1社のみ。現在、ジェネリックのシメチジンも手に入りにくい状況で、薬局に確認すると入荷に3カ月かかるとのことでした。

シメチジンだけでなく、ほかのジェネリックも品薄状態だそうです。

ジェネリック医薬品メーカーの問題

ジェネリックが手に入らなくなったきっかけは、2020年に起こったジェネリック医薬品製造メーカーの小林化工(株)の不祥事。

抗真菌薬の飲み薬、イトラコナゾール錠に睡眠薬が混入し、ふらつき、意識消失、めまい、強い眠気などの症状や、症状に伴って事故や転倒などの健康被害が報告されました。

次いで、ほかのジェネリック医薬品製造メーカーの不祥事もあり、ジェネリックの供給が滞ったこと、メーカーが出荷調整をかけたことで、ジェネリックが手に入りにくくなったということでした。

薬の原薬や中間体の製造を担う中国の事情

もうひとつは、薬の原料に関係しています。

日本のジェネリック医薬品メーカーであっても、薬の原薬や初原料と薬の間にある製品中間体の製造は中国が担っているケースも少なくありません。

コロナの影響で薬を製造するための原薬や中間体が入らないため、ジェネリックの製造、供給にも影響が出ているそうです。

タガメット錠の粉砕は苦みが出るかも

実際に、タガメット細粒もシメチジンもなく、タガメット錠を粉砕する処方を出したケースもあると先生からお聞きしました。

成分的には同じタガメットですが、タガメット錠を粉砕した場合は「苦み」が出るそうです。

かかりつけ薬局に相談を

今回、ジェネリックのお話を聞いて、タガメット細粒だけではなく、希望の薬が手に入らず、困っている人が多くいることを知りました。

定期的にお薬が出ている人は、次の受診日をかかりつけ薬局に伝えておくと、薬の確保がスムーズにいく場合もありますので、相談をおすすめします。

我が家の周期性発熱症候群の経過はこちらから。

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