我が家の既往歴ノート。

子どもや私の病気の既往歴を綴ります。

突発性難聴は治る?耳鼻科の治療で治った私の経験。

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突発性難聴は治る?ステロイド漸減治療で完治した私の経験を公開。

突発性難聴は治るのか?突然片耳の聞こえが悪くなり、耳の詰まり感や耳鳴りに悩まされ、「突発性難聴」の診断を受けたら「本当に治るの?」と不安になるでしょう。私も不安しかありませんでした。しかも、治療を行っても治る確率は30%だというのです。残り70%は若干良くなる場合もあるけれども完全には治らない、もしくは全く治らないと聞くと不安になるのは当然です。

私が突発性難聴になって耳鼻科でステロイド漸減(ぜんげん)治療を受け、完治した話を共有し、不安に感じている方の情報となるようにします。

私が受けたステロイド漸減(ぜんげん)治療についてはこちらで詳しく説明しています。

突発性難聴ステロイド漸減(ぜんげん)治療を終えて。

ステロイド漸減(ぜんげん)治療を終えたらすぐに、すっきり治るわけではありませんでした。しばらくは右耳の聞こえにくい、耳の詰まり感がある状態が続き、ときどき「キーン」という不快な耳鳴りもしていました。

人から何か言われても、耳がくぐもった感じがして、簡単に聞き取れないので「すみません。もう一度お願いします」と1日に何回も聞き返さなければなりません。

「片耳だけなのに、聞こえにくいってこんなに辛いんだ」と思いました。

耳の詰まり感も気持ち悪くて気分は落ち込み、人と話すことが嫌になりました。「私の耳は治るのだろうか。このままずっと聞こえないままなのだろうか」と悲しくもなりました。

今までは両耳でクリアに聞こえていた音や声がくぐもったように聞こえなくなり、閉塞感や耳鳴りがある状態はストレスでしかありませんでした。

突発性難聴の治療後の聴力検査

治療を終えて最初に行った聴力検査では、治療前に聞こえていなかった音がいくつか拾えていましたが、自分では治療前の聞こえとの変化がわからないぐらいでした。このときはまだ、日常生活で聞こえにくい困り感が続いていました。

2回目の聴力検査では、右耳の聞こえていなかった低音の聴力がほとんど元に戻っている状態でした。まだ若干、耳にもやがかかっているような気がして、自分では治ったという感覚がなかったのですが、聴力検査的には左耳のグラフにだいぶ近づいていました。

治るきざしがみえたのは治療を終えて1週間ほどたった頃です。

最後に行った聴力検査では「ほとんど戻っているからもう大丈夫」と言われました。

本当にうれしかったです。一時は「一生このままかも」と覚悟したほどです。

今は全く不自由なく聞こえているので、完治したといえる状態です。

突発性難聴は治る場合もある。なるべく早く治療開始を。

突発性難聴は私の例のように治る場合もあります。

調べてみると、最初の時点で全く片耳が聞こえなくなる場合もあるようなので、耳の詰まり感と耳鳴り、聞こえにくいという私の症状は軽かったのかもしれません。

また、「高音の難聴は治りにくい」という情報もありましたので、低音の難聴がみられた私の場合は治療に反応しやすかったのかもしれません。

それから、症状が出てすぐに耳鼻科を受診し、突発性難聴の診断がついて治療を開始できたことも大きかったでしょう。

主治医からも言われましたが「突発性難聴は発症してから1週間以内に治療を開始しなければ治らない確率が高い」といいます。

耳の詰まり感、耳鳴り、聞こえにくいといった症状がある日、あるとき突然、片耳に現れたら、早めに耳鼻科を受診して治療を開始していただき、少しでも多くの人が治ることを願っています。